若い頃からずっと起業したいと考えていて、いろんな起業関連本を読んだりしていましたが、実際起業してみると、それらの本はほとんど役に立たなかったということがわかります。
役に立たなかった内容で最たるものが、「事業計画を作りましょう」というものです。
起業するに当たって事業計画めいたものを私も作りましたが、その通りには1つも行きませんでした。
原因はいくつかあります
A.事業計画を立てる前提の情報に乏しい
B.自分の期待値を事業計画に盛り込んでしまう
C.事業計画を立てる目的が明確ではない
そのほかにもいろいろとあるとおもいますが、自分の場合、おおむね上記のような感じの原因かと思いました。
Aについて、その事業を行う分野の実際の情報(業界の動向や裏情報や、実際に類似事業をやっている人の情報とか・・)は、当該事業を実際に始めるまでは手に入らないものなので、既にその業界での経験を積んでいるとかでない限りは難しいのではないかなと思います。
Bはよくある話で、取らぬ狸の皮算用というやつですね。それを前提にした資金繰り計画を立てると悲惨です。
Cについて、事業計画を立てる最大の目的はおそらく資金調達なのではないかなと思うのですが、資金調達をすることは考えていなかったのでそもそも細かい計画を立てること自体に意味が無かったのかなと、振り返って思います。要するに夏休み初めに立てる計画表みたいなものだったんです。
実際起業してみると、まず大事なのは資金繰りをどうにかすること。これにつきます。
潤沢な資金が無い状況でしたら、起業したその月から利益を出して行かなくてはなりません。
そうなると起業する前に準備しておくことは、事業計画書を作ることではなくて、日銭を稼ぐ体制を作ることだったんです。
事業計画など無くても日銭は作れます。マクドナルドでアルバイトすればいいんです。
私の場合、独立してまず事業に投資した金額は20万円にも満たなかったのですが、逆にそれが上記事実に気づく要因となりまして、わりと早く日銭を稼ぐ体制にシフトできたのが功を奏して、今でも何とかビジネスを続けられているのではないかと思います。
世の中の起業本は成功パターンの一例にしか過ぎません。しかも、そのほとんどがアメリカ的なベンチャービジネスの起こし方なので、日本の起業には当てはまらないような気がします。
日本的な起業をするに当たって、役に立つ本を書く人は、何を隠そう、ホリエモンです。
彼の書く本は、上場前の部分に限って、非常に本質を突く内容を書いており、企業運営をするに当たり、自分が今どのステージにいるのか、何度でも確認しながら読める本です。
しかも、彼自身は既に失敗して、彼の会社の悪い面もいろいろと外部メディアで検証されているので、彼の書いた内容の嘘の部分も把握できるので、その部分を除きながら読むとより本質的なアドバイスとして受け取ることが可能です。
私はあえて10年前、5年前に書かれたビジネス関連の本を選んで、現状との違いを確認したりしていましたが(こういう読み方をすると現在第一線で活躍している経済関連の書籍を出す著者というのはほとんどがうそっぱちだということがわかるんですが)、ここまで短期に「成功」「失敗」「検証」のプロセスが成された人もいないので、ホリエモンの本は非常によい資料だと考えています。
話がそれました。起業するときの心構えについては、また続きを書きます。